ホーム > FRP(繊維強化プラスチック)について > FRP歩道橋
伊計平良川線ロードパーク連絡歩道橋(沖縄県うるま市)
国内で初めて作られた、FRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)を主要材料に用いた横断歩道橋です。
伊計平良川線とは、正しくは沖縄県道10号伊計平良川線といい、沖縄県うるま市与那城伊計の伊計島と、同じくうるま市の平良川とを結ぶ県道です。
伊計平良川線は「海中道路」と呼ばれるように周りを海に囲まれ、塩分、潮風による腐食の厳しい所です。
FRPの「劣化しにくい/腐食しにくい」という特性を活かして建設されました。
<FRPの基本的なご説明>
地震・津波シェルター「ヒカリ」は、「FRP(エフアールピー)」という素材を使って製造されています。
「FRP」という言葉を初めて聞かれた方もいるかもしれません。
FRPとは、日本語では繊維強化プラスチック(英語ではFiber Reinforced Plasticsの略で、FRP)という名前の素材です。
名前のとおり、ガラス繊維などの繊維をプラスチックの内部に入れ、強度を強化した素材のことです。
FRPは「軽量で強い」「腐食しにくい」「保温性に優れる」「加工しやすい」など様々な優れた特長を持っており、自動車・住宅・医療機器など様々な分野で利用されています。
弊社「光レジン工業」は、40年以上にわたって、FRPをはじめとする強化プラスチックの技術研究、製品開発を行ってまいりました。
FRP業界においては、日本で最高水準の技術力と製品製造ノウハウを持つ企業である、とご理解いただいてよいかと思います。
なお、弊社の代表である大野勝三は、
・東京都職業能力開発協会 首席検定委員
・強化プラスチック成形技能検定委会 委員長
といった社外の役職も務めており、FRP業界の技術発展と人材育成に努めております。
FRPは下に紹介するような、多くの優れた特長があり、防災シェルターの素材としては最も優れていると考えています。
(1)外部からの力に強い
FRPは曲げる、押し潰すなど、外からの力に対して非常に強い耐久力を持っています。
つまり、FRPを使って作った防災シェルターは「壊れにくい」「変形しにくい」という特長があるのです。
実際、シェルター「ヒカリ」の耐荷重圧は15トン(上から押しつぶす力への耐久力)以上あります。
これは、一般的な大型トラック(車両重量10トン程度)が上に乗っても押し潰すことができないというレベルの、とても強靭なものです。
⇒性能試験結果のページで、シェルターに鉄柱を激突させるなどの実験動画を公開していますので、ぜひご覧ください。
シェルター「ヒカリ」は主に家屋内に設置して使用しますので、大地震で家屋倒壊が起きた時には、家具や家屋の下敷きになることも想定されます。
一般的に、2階建ての住宅が倒壊したときには数トンの瓦礫(がれき)の下敷きになると言われています。
そのような状況でも、防災シェルター内の安全を確保するには非常に強い耐久力が必要なのですが、FRP素材を用いることでその耐久力を実現していま
す。
(2)重量が軽い
FRPは、強い耐久力を持っているにもかかわらず、軽い素材です。
ですので、シェルター「ヒカリ」は、直径120センチで大人4人が避難でき、なおかつ耐荷重圧15トンという強靭な性能ながら、重さが80キロ程度しかありません。
大人4人が乗り込んでも水に浮きますので、津波や洪水が発生して家屋が呑み込まれてしまうような状況でも、水面に浮上して避難することができます。
また、大人2~3人で運ぶことができますので、移動、引っ越し時にも便利です。
もし、金属のような重い素材で防災シェルターを作ったら、地震から身を守ることはできても、津波や洪水からは逃げることができません。
軽量のFRPを使っているからこそ、シェルター「ヒカリ」は「地震」にも「津波」にも、両方の災害に対応できているのです。
(3)保温性に優れている
関東大震災は9月1日、阪神淡路大震災は1月17日、東日本大震災は3月11日、と、暑さや寒さの厳しいときに起きている大地震も少なくありません。
暑さ、寒さは震災避難者の体力を大きく消耗させ、長時間の避難では熱中症や低体温症を引き起こす可能性があります。特に、体力の弱い子供や老人にはその負担はとても大きなものとなります。
シェルター「ヒカリ」の素材であるFRPは優れた「保温性」を持っていますので、外気の暑さ、寒さの影響をやわらげる効果があります。
(4)腐食、劣化に強い
FRP素材は腐食(錆び)、劣化に非常に強い(数十年間)という特長があります。
「津波に流されて水上を漂いながら救助を待つ」といった避難方法にも適しています。
また、庭やベランダなど、屋外への設置も可能です。
シェルター本体は10年保障です。
(ハッチ開閉部分などのゴムパッキンは、数年毎の交換の必要があります)
〒191-0011 東京都日野市日野本町4-10-23
TEL: 042-584-5797(代表)
FAX: 042-584-5786
MAIL: info@shelter-hikari.com
【PR】