防災シェルターCL-HIKARi性能試験結果と最新情報 |
皆さまこんにちは。光レジン工業 防災シェルター事業部の野中です。
多数のお問合せを頂いております新商品「防災・救命シェルターCL‐HIKARi 」の最新情報をお知らせ致します。
既にご購入頂いた方の元に設置されはじめているCL‐HIKARi ですが、現在販売させて頂いている高強度&重量仕様の他に、もう一つ、本体を軽量化させた、家屋の二階に設置する場合の推奨商品を、近々発表する予定です。
現在ご購入頂いている方達は、ご自宅の1階への設置プランであった為に問題が無かったのですが、二階の押し入れに設置する場合、床の強度補強工事の課題などで問題が生じる現場が多くなる為、家屋の二階に設置する場合を想定した「中強度&軽量仕様」の防災シェルターを用意致します。
ちなみにその「中強度&軽量仕様」のデータが揃ってから発表しようと思っていたのですが、現在販売中の「高強度&重量仕様」の静止耐荷重強度は、何と30.67t という「一般家庭の木造2階建住宅用としては、少々オーバースペック」とも言うべき驚異的な強度でした。
(対荷重試験の写真を掲載いたしましたのでそちらもご覧下さい。画質がブレてしまい恐縮です)
これなら、ちょっとした破壊兵器からも身を守れるかも知れませんね。
まぁ、冗談は兎も角として「既に販売中の球形シェルターHIKARiの1.4倍の強度を得る為に3倍の重量が必要」かどうかは、設置場所、つまり1階なのか2階なのかによって違いが出てくる訳で、現段階で取り急ぎ2階設置用の商品を用意する必要に迫られていた。という訳です。
と、言う事で、防災シェルターCL-HIKARiについてお知らせしたい事は2つ。
(1)
1階に設置を考えておられる方は、現在量産中の重量仕様のシェルターをお届けしますので、直ぐに対応させて頂く事が可能です。
現在の納期は、関東近郊の場合、注文頂いてから2~3週間です。
遠隔地の設置の場合、工事予定日の調整によりますが、1カ月程度とお考え下さい。
(3)
2階に設置をお考えの方、1月に予定している最終破壊テストによって確定した仕様で、2階用の「軽量ver」の防災シェルターを発表しますので、楽しみにお待ち下さい。
加えまして、最新情報という事ですので・・・。
・「2月中旬に、小さいですが、都心にショールームを開設致します。」
これまで、シェルターの現物を見てみたい、触れてみたいという方にとって、神奈川県厚木市の弊社第一工場にお越し頂くか、各種展示会まで待って頂くしか方法が有りませんでしたが、今後は、日時を問わずに(予約制)都心のショールームで実際に弊社シェルター商品を御覧頂く事が出来ます。
・「1月から、Yahoo!ショッピングで弊社シェルター商品をご購入頂ける様になる予定です。」
当面、現金振込以外では、クレジットカード決済のみですが、出来るだけ早くショッピングクレジット決済を用意し、皆様の資金計画にお役立て頂ける様にしたいと考えております。
他にも、お話ししたい事は山程ございますが、まだお知らせ出来る段階では無いので、今日のところはここまでとさせて頂きたいと思います。
「南海トラフ大地震」の脅威が刻一刻と迫る中、日本の防災計画の盲点をカバーする為に、全力を挙げてこのシェルター普及プロジェクトを推進して参る所存でございます。
今後共、弊社のシェルターHIKARi にどうぞご期待下さいます様、お願い致します。
2015年9月7日に、津波シェルターCL-HIKARiの耐久力試験を行いましたのでその様子をご紹介します。
耐久力の調査方法ですが、耐荷重試験といい、上方からシェルターを圧し潰すように圧力をかけていき、シェルターが破損せずに耐えられる限界の重量を計測いたしました。
耐荷重試験は「島津式5000kN構造物試験機」という、コンクリートの建築物などの強度を計測するような非常に大掛かりな装置で行いました(5000キロニュートン=つまり500トンの重量も計測できる設備)
その結果、上記のご報告にも書かせていただきましたが、弊社の津波シェルターCL-HIKARiは、30トン以上の重量にも耐えられる事が判明いたしました。
2015年9月7日「島津式5000kN構造物試験機」という設備に津波シェルターを設置し、耐久力性能試験を行いました。
防災シェルターの上部から、圧し潰すように力を加えていきます。
徐々にその力を増やしながら、天井部分のゆがみ等、防災シェルターの形状の変化を観察します。
破損が確認できた時点で、その時の圧縮圧力を、このシェルターの耐荷重強度として記録します。
試験開始から6分47秒が経過。
防災シェルターに上部からかかる圧力は、既に10トン(100キロニュートン)を超えてきました。
CL-HIKARiの状態は、異常なしです。
一般的な大きさの2階建の戸建て住宅の重量が数トン〜10トン程度と言われており、大地震への備えとして設置する防災シェルターにはこの10トン程度の耐荷重は最低限必要でしょう。
10トンの重量をかけても異常が無いので、この後さらにシェルターにかかる重量を増やしていきます。
さらに時間が経ち、試験開始後から15分が経過。
徐々に増していく上部からの圧力は、20トン(200キロニュートン)を超えてきました。
しかし、津波シェルターCL-HIKARiには異常が見られません。
20トンの耐荷重は、自動車20台分にも匹敵する重量であり、地震による家屋倒壊からの避難にも対応可能な耐久力といえます。
この後、さらに圧力を増やしていきます。
シェルターにかかる重量が30トンを超えてきました。
既に販売中の球体型津波シェルターHIKARiの耐荷重は22.4トンでしたので、それを大きく上回る前人未到の領域です。
30トンを超えたあたりで、シェルターの天井が歪んできました。
さらに重量を増やしてみます。
30.67トンの重量で、明らかにシェルターに破損が生じたと判断しました。
「津波シェルターCL-HIKARi」の耐荷重強度は「30.67トン」であることが判明いたしました。
シェルターの耐荷重強度を測定したメーターの値です。
メーターの単位はkN(キロニュートン。1ニュートンは1キログラムの重さの物体に重力加速度を生じさせることができる力の大きさのこと)で、計算では、306.7kN=30.67トンと換算されます。
今回の津波シェルターCL-HIKARiの耐荷重性能試験に用いた島津5,000kN.構造物試験機(構造物試験機自動計測制御システム)の説明です。
もともと、津波シェルターの性能試験用ではなく、マンションやビル等コンクリート建造物の強度を計測する等、非常に大掛かりな強度計測試験に利用される試験設備です。
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