ホーム > ニュース > 2015年3月11日を迎えて > この商品の開発目的

 

見出し画像:地震津波用防災シェルターHIKARiヒカリ

津波シェルターCLヒカリの開発目的

 

このシェルターを、土石流被害想定地域にお住まいの方や、家屋倒壊対策として導入する方を除くと、殆どの方は、この商品を「津波対策」として検討されている事と思います。  

 

私共としても、このシェルターの一番の開発目的は、「津波被害への対策」であります。  

 

下の図を御覧下さい。先の東日本大震災に関する内閣府の作成資料の一部です。

 

先の大震災では、犠牲者が集中した、いわゆるIMF(岩手・宮城・福島)三県に於ては、犠牲者の92.4%が「溺死」を要因とするとされております。

 

この「溺死」による犠牲者数に加え、「圧死・損壊死・その他」の一部も、津波による被害に含まれる事を考えれば、犠牲者の死因の殆どが「津波に被災した事」によって亡くなられた、そういう事になります。

 

東日本大震災における死因(岩手県、宮城県、福島県)
東日本大震災における死因(岩手県、宮城県、福島県)

この事は、今後発生が懸念されている「南海トラフ大地震」への対策に大きく生かされるべき教訓であると考えられます。


事実、内閣府の発表する同地震での想定犠牲者の内訳では、実に9割弱に及ぶ想定犠牲者の死因が津波への被災による死亡となっております。  


(内閣府資料)http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taisaku/pdf/20120829_higai.pdf


これは、逆に言えば、津波対策をしっかりと行えば、想定犠牲者数の大部分を削減出来るという現実を示唆している訳です。  


その様な現状を踏まえ、「津波対策への貢献」が渇望される状況下、我が国の国難克服という国益に貢献する事を最大の開発目的として「防災・救命シェルターHIKARi」が開発されるに至った訳であります。  


そして、全く同じ揺れの地震が発生したとしても、想定被害に大きなバラつきが有る現実を注視する必要が有ります。


例えば、内閣府発表の資料によると、被害が最も大きいとされる「東海地方中心」のシミュレーション上では、想定犠牲者数の最大値323,000人(深夜かつ冬期)と最小値238,000人(昼間かつ夏期)の間に、何と85,000人もの差が生じています。


これは、「全く同じ揺れの地震が発生したとしても、冬の深夜に発生するのと、夏の昼間に発生するのでは、死亡者数が85,000人も違う」という、恐るべき現実です。  


従って、地震対策を検討する場合には、昼間に発生するだろうという、楽観的前提に立つ事無く、「深夜に地震が発生した場合は?」とか、「想定避難経路が寸断されていた場合の別ルートは?」といった、多面的で最悪想定に立った災害対策が大切だという事です。


これは私見ですが、地震想定の避難訓練は、必ず晴れの日の昼間に行いますよね?

本来は定期的に夜間の避難訓練もしておいた方が良いと思っています。


更にもう一つ、タブー視されている盲点が有ります。  

以下の御案内資料を御一読頂きたいと思いますが、まずは下の図を御覧下さい。



<我が国の防災、減災対策の大きな盲点>

日本の防災対策の盲点
日本の防災対策の盲点

想定犠牲者数で、32 万3 千人。あの東日本大震災の18 倍にもなる膨大な数です。

これは「対策を怠った場合の最悪のシナリオ」です。


そして、内閣府が定義する対策については、建物被害対策として主なもので3つが挙げられています。「初期消火徹底」「建物耐震化率100%」「家具の転倒防止率100%」の3つです。

そして、津波被害対策として主なもので2つ、「すぐに避難開始」「津波避難ビルを有効活用」という内容です。


この対策によって、前述の32 万3 千人の想定犠牲者数が、26 万2 千人減の、6 万1 千人まで大幅に圧縮出来るという想定内容です。


事前の対策が重要である事は言うに及ばずですが、見落としてはならない点について申し上げたいと思います。


対策を実施すると6 万1 千人…という事は、「耐震化率100%」とか「家具転倒防止率100%」といった対策が完璧に実施されるという、極めて楽観的な予測が的中したとしても、「助からない6 万1 千人」が発生してしまうという事です。


6 万1 千人という数字は、戦時中なら兎も角、平時の近代国家としては考えられない規模の犠牲者数であり、あの「東日本大震災」の3 倍以上の犠牲者数です。


この「助からない6 万1千人」について、弊社として分析した結果、とある結論に達しました。


それは「助ける方法が無い3種類の人々が、6万1千人居る」ということです。

この「3種類の人々」についての説明は、こちらの記事で詳しく説明しております。


⇒2014年3月11日記事「震災から3年、未だに重大な盲点をかかえる我が国の防災対策」


上の記事の詳細についてはここでは割愛致しますが、私どものこの「防災・救命シェルターHIKARi」は、6万1千人とも推定しうる規模の「現在の防災対策では救う方法が無い人達」への避難手段の提供と、それに加え、津波想定エリアで不測の事態が生じ、本来避難行動を執る事が出来るにも拘わらず、何等かの事情で速やかな避難行動を執る事が出来なくなってしまった方達の安全策として貢献する事を目的として、開発された訳であります。


見出し画像:地震津波用防災シェルターHIKARiヒカリ

津波シェルターCLヒカリ関連のリンク

見出し画像:地震津波用防災シェルターHIKARiヒカリ

地震/津波シェルターHIKARi公式サイト コンテンツ一覧

見出し画像:地震津波用防災シェルターHIKARiヒカリ

地震/津波シェルターHIKARi製造 (株)光レジン工業

地震や津波から命を守る防災シェルターHIKARi(ヒカリ)

〒191-0011 東京都日野市日野本町4-10-23

TEL: 042-584-5797(代表)

FAX: 042-584-5786

MAIL: info@shelter-hikari.com

光レジン工業 企業サイト

津波シェルターHIKARi(ヒカリ)公式ブログ

津波シェルターHIKARi(ヒカリ)Facebook

津波シェルターHIKARi(ヒカリ)Twitter