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プラスチック産業資材新聞(10/20発行)掲載の津波シェルター「ヒカリ」記事の詳細。
大きな国益になることを願って開発した津波シェルター<ノア>であったが、上記のコスモパワー、田中昭次等による詐欺事件勃発により、投資詐欺の手段として利用される悲惨な状況となり、現在に至っている。
詐欺被害を被った光レジンでは、津波シェルター事業からの撤退も一時検討された。
しかし、以下に述べるような3つの理由もあり、事業を続行することとなった。
(理由1)
津波シェルターの開発、製造元である光レジンがこの事業から手を引いてしまうと、社会問題化したこの事件が益々混迷を深めるばかりか、コスモパワー等による詐欺被害の拡大を放置することになり、ひいては、FRP(繊維強化プラスチック)業界の信用を大きく失墜させることに発展しかねない。
(理由2)
事件発覚後、津波シェルター<ノア>の代理店経営者や、コスモパワーの元授業員等の被害者たちが次々に光レジンに来社した。
彼らはコスモパワーや田中昭次氏に関する情報を提供してその惨状を訴えた。
そして彼らは、今後はコスモパワーでなく光レジンが津波シェルターの(本体の製造だけでなく)最終的な組み立て、販売までを一貫して行ってほしいと求めた。
このように、多くの関係者から津波シェルター事業の継続を期待されていた。
(理由3)
津波シェルターを普及させることにより、南海トラフ地震の脅威から数万人規模の人命を救うことが同社の努力次第で可能である。
世界で初めてFRP球形防災シェルターの開発に成功した同社がこの事業から撤退することで、その可能性もなくなってしまう。
光レジンでは、社運を懸けてでもこの津波シェルター事業を最後までやり抜こうと決断し、<ノア>の問題点の解決と、さらなる基本性能の向上を目指して商品の開発研究が続けられた。
そして今回の「津波シェルターHIKARi」の開発にこぎ着けたとのことである。
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