みなさんこんにちは、株式会社光レジン工業の野中です。
一昨年の8月28日、弊社が「国土強靭化貢献団体」として認証(レジリエンス認証)されたニュースをお伝えした事を、昨日の出来事の様に思い起こす現実に、「時の過ぎるのは本当に早いものだな・・・」と、改めて実感致します。
そして、あの「東日本大震災」から、今日で丁度十年の節目を迎えます。
あまりにも多くの辛い出来事が有った。そして、多くのかけがえのない大切なものを失った・・・。
あの様な悲劇を繰り返さない為に、「亡くなられた方達が命と引き換えに私達に遺して下さった教訓」。
私達は十分に生かし切れているでしょうか?
胸を張って「生かし切れている!」と言える方は居られないのではないかと思います。
私共光レジン工業としても、その「想い」とは裏腹に、色んな壁を乗り越えられず、様々な課題(未発表の新型シェルターの開発など)に今でも挑み続けています。「十年ひと昔・・・」と一般的に言われる大きな節目を迎えながらも、まだまだ「道半ば」である事は、間違い無く言えるのだろうと、強く感じる次第です。
十年という、それなりの時間を過ごしながら、当初思い描いていた構想の半分も実現出来ていない厳しい現実に悲観的な思いを抱きがちではありますが、着々と進化している事が有るのもまた現実です。
国全体では、ゆっくりではありますが、家屋の耐震強度向上を支援する様々な政策によって着実に耐震強度の高い家屋への建て替えが進んでおり、建替え等の経済負担が厳しい世帯への耐震補強工事、或いは簡易な家具固定化等の各種支援施策によって、災害発生時における我が国全体での安全性強化は、しっかりとレベルアップしつつあるのです。
先月より震度5以上の大きな地震が頻発していますが、特に先月13日に起きた、最大震度6強という大変強い地震においても、津波が発生しなかったという事情が有るものの、悲惨な家屋倒壊事故や火災によって、多数の犠牲者が出る事は有りませんでした。現場で過酷な経験をされた方が居られるとは思いますが、この「傷の浅さ」は、先の大震災で亡くなられた皆様の尊い犠牲という「遺訓」によってもたらされた「国土強靭化」の成果である事は言うまでもありません。まだまだ充分ではありませんが、私達はこの十年で「より強く、そして賢くなった」。そう言えるのだと思います。
この十年間は決して無駄では無かったし、着実に成果は上がっているのです。
さて、国全体が少しづつレベルアップしつつあるという現実から、「国土強靭化貢献団体」としての株式会社光レジン工業の現状について、お話させて頂きます。
実は、弊社シェルター商品「防災・救命シェルター、CL-HIKARi®」が、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会(弊社シェルターが一昨年の最優秀賞を受賞 https://www.shelter-hikari.com/news/2019/1103/)から大変高く評価して頂いた事は、先のニュースで皆様にお知らせ致しましたが、昨年、同協議会の御推薦によって、弊社代表の大野が、「Win-Win企業版ふるさと納税モデル構築戦略会議」(仮称)の企業委員に委嘱されました。
この戦略会議は、全国市長会会長である立谷秀清座長(福島県相馬市長)と学識委員(東大名誉教授など)、自治体委員(主に災害対策に悩む地方自治体)、団体委員(各種業界団体の代表)、企業委員から構成され、各関連省庁のサポートを受けながらきめ細かく戦略を策定するもので、その構成メンバーの錚々たる事!企業委員に関しては、いわゆる「~兆円企業」ばかりで、世界的大企業の企業委員と共に、弊社代表の大野が政策立案の一翼を担っている事は本当に誇らしい限りです。
そして、いかに弊社シェルター商品が高く評価され、その果たすべき「将来の役割」に期待されているかを、身に染みて感じる訳であります。責任は重大であります。
勿論、会議の性質上、打合せ内容の具体的なお話は出来ませんが、公私に亘って弊社の果たすべき役割は、これから大きくなり、必ずや未来の国益に貢献する企業たる決意と覚悟を改めて皆様にお示しする事を以て、節目の今日の、皆様への御挨拶とさせて頂ければと存じます。
東日本大震災で亡くなられた方々の御霊が安らかなる事、そして、皆様の御健勝を、職員一同、心より御祈り申し上げます。合掌
令和三年三月十一日、 株式会社光レジン工業 シェルター事業部長 野中浩二
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